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2009,06,07, Sunday
無事、ROGOさんの舞台監督終了いたしました。
今回新たに出来たこと、そして新たに生まれた改善点、 そして舞台の生まれていく姿を客観的に感じたモノを 役者だ舞台監督だという以前に演劇人としての自分に フィードバックしていきたいと思っております。 さて今回の舞台、小劇場では珍しく、 2人の子役が出演しておりました。 7歳と11歳だったかな。 とにかく元気な子供たちでした。 この子達はほんとよく遊ぶ。 休憩時間でも舞台の上でボール遊びをしている。 舞台監督としては、ケガされても困るし、 セット壊されても困るし、ドキドキハラハラなんで チョコチョコ客席から監視しているわけです。 そうすると舞台上に大人たちがやってきて 台詞の練習やら動きの練習を始めるわけです。 そんでもかまわず遊びまわっている子供たち。 大人に混じって今度は台詞を喋りだす。 それも自分の台詞でない、練習している人の台詞を。 モノマネしながらスラスラと長台詞を喋ってるんです。 この子達、1時間30分の台詞全部覚えているんじゃなかろうかと。 そうやってケラケラと開演前に遊んでいたかとおもうと、 開演後舞台の上でも実にイキイキと演技をしている。 本番か本番じゃ否かの切替えはちゃんとできてるクセに、 根源たる『遊ぶ』という衝動は変わらず彼らの中に流れているわけですよ。 これってすごく大事なことだと思うんです。 ちょっと昔話。 ワタシは11歳から芝居を始めて、16歳(高1)で劇団を結成したわけですが、 自分たちで劇団を持ったとき、大きな疑問にぶつかったのでした。 「演劇とは何か?」 その理由がわからなくて、わからないから 「どうして演劇やってるの?」 という疑問が襲ってくる。 そうするとなんか動けなくなってきたんです、色々。 そのときに一冊の本に出会いました。 ヨハン・ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』という本。 かなり有名な本なのでご存知の方も多いかとおもいます。 この本を読んで、ワタシの心はさっぱりと晴れ渡りました。 これ、どんな本かと誤解覚悟で超端的に書きますと、 「全ての文化の起源は【遊び】にある。」 という本です。 なるほどと思いました。 人間の話す言葉も、文字も比喩という遊びから生まれ、 遊びが祭りになり、祭は政治と演劇に進化していく… つまりワタシの中でも「演劇は遊び」という答えが見つかったのです。 そして、「そうして演劇をやるのか?」という問いに対しての答えも出てくるわけです。 「遊びたいからやってるんだ!」と。 なんだ。それでいいんじゃん。 そしてこの答えと同時に、大きな責任感が生まれたのもはっきり覚えています。 自分の「遊び」という欲のために、お客さんを付き合わせるわけだから、 下手なものは見せられない! 演劇は観客との共同作業だから、役者だけが楽しんでいてもダメだ! そんな事を考えているうちに、遊びのルール・難易度のバランスというものにも気付きはじめました。 自分たちの遊びを、自分たちで自ら縛るわけですから、 一見「遊び」というものと矛盾している気がしますが、 遊びはルールと難しさが適度にあったほうが面白いんです。 そういうことに気付くたびに「もっと高みへ」と思うようになったのです。 そしてワタシはプロの道を選びました。 アマだろうがプロだろうが、どっちが上か下かなんて話じゃないんです。 ただ、ワタシが「遊びたい場所」がプロの世界にありそうな気がしただけの話です。 そして幸いにも劇団昴に所属できて今に至ります。 危険なのは仕事として舞台をこなすうちに、 「遊ぶ」という初期衝動が希薄になる時があるということです。 長くなりましたが、何がいいたいかというと、 2人の「若手俳優」を見て、あらためて その「遊ぶ」という初期衝動を持つことが 強く必要だと感じたということなんです。 なんて書いてたら、3月に岳大さんとやった 『ジャック・イン・ザ・ボックス!』はその最たるものであると気付きました(笑) 我々の心意気はそのタイトルに全て現れているではないかと。 これからもずっと舞台で遊び、お客様と一緒に楽しんでいきたいなと思います。 隼誠君、マサール君、ありがとう。 もらった手紙と写真は大事にするよ。 無料メールマガジン配信中! ブログに書けないマル秘ネタから、公演マル得案内まで、 こちらとはちょっと変わった内容を不定期配信いたします! 登録・解除はこちらからどうぞ! >>パソコン用<< >>携帯用<< ※メールでのメッセージはV.D.COMPANYのほうまで。 三輪に直接転送されます! アドレス: office@vdc.net |
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