| 坂本 |
それはやっぱり、自分の本役でやっているときとは全然違いましたか? |
| 木村 |
全然違いましたね。それは内緒にしていた事でしたし。うまくいけば先生がすべて演じますし、私はお婆さんのメイクをして楽屋で待機しているわけですよ。次の旅公演のときに、1幕で先生が倒れられて、2幕から私が出るということになって、15分の休憩の間にメイクをして、舞台に上がったんですよ。
それは本当にドラマチックですよ。 |
| 坂本 |
俳優にとって舞台が本番じゃないですか。楽屋というのは準備をする場所であり、舞台から戻ってくる場所であり、終わったらメイクをとって帰り支度をしてという場所じゃないですか。イメージ的に言うと木村さんにとって楽屋っていうのはどんな場所ですかね? |
| 木村 |
やっぱり『さらけ出してる』所かな。帰ってきたときにね。それを今回演じるわけでしょ?だから単なる会話劇だけじゃなくて、その人間がさらけ出されてしまってるところ、そういう部分を垣間見ていただけたらとう点もありますね。 |
| 坂本 |
ありがとうございます。
では最後にお客様に一言お願いいたします。 |
| 木村 |
私にとってやっぱり大女優って点が気恥ずかしいんですけど、なにかやっぱり一つのものに懸けている、ほんとに命を懸けている、削っている、真剣勝負でやっているというところを感じていただけたら、観ていただけたらと思います。だからピッタリです、舞台をやるということと、この役を演じるということ、観ていただくということは(笑)
この役をやらせていただいてほんとにありがたいです。そういう喜びを感じてはいるんですけど、今はまだ苦しむ事のほうが多いです(笑) |
| 坂本 |
まだ稽古の最中の取材ですからね(笑)
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| 木村 |
すばらしい舞台になると思うので、是非劇場まで足をお運びください。 |
| 坂本 |
ありがとうございました。 |